電験三種の過去問解説(機械):2019年(令和元年)問6
ブラシレスDCモータとは(穴埋)
次の文章は、一般的なブラシレスDCモータに関する記述である。
ブラシレスDCモータは、 \(\fbox{ (ア) }\) が回転子側に、 \(\fbox{ (イ) }\) が固定子側に取り付けられた構造となっており、 \(\fbox{ (イ) }\) が回転しないため、 \(\fbox{ (ウ) }\) が必要な一般の直流電動機と異なる。しかし、何らかの方法で回転 子の \(\fbox{ (エ) }\) を検出して、 \(\fbox{ (イ) }\) への電流を切り換える必要がある。この電流の切り換えを、 \(\fbox{ (オ) }\) で構成された駆動回路を用いて実現している。ブラシレスDCモー タは、\(\fbox{ (オ) }\) の発達とともに発展してきたモータであり、上記の駆動回路が重要 な役割を果たすモータである。 上記の記述中の空白箇所(ア)、(
イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、 正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(ア) (イ) (ウ) (エ) (オ) (1) 電機子巻線 永久磁石 ブラシと整流子 回転速度 半導体スイッチ (2) 電機子巻線 永久磁石 ブラシとスリップリング 回転速度 機械スイッチ (3) 永久磁石 電機子巻線 ブラシと整流子 回転速度 半導体スイッチ (4) 永久磁石 電機子巻線 ブラシとスリップリング 回転位置 機械スイッチ (5) 永久磁石 電機子巻線 ブラシと整流子 回転位置 半導体スイッチ
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過去問解説
(ア):永久磁石
(イ):電機子巻線
(ウ):ブラシと整流子
ブラシレスDCモータとは
・回転子 = 永久磁石
・固定子 = 電機子巻線
(コイルが回転しないので、ブラシと整流子が必要ない)
(エ):回転位置
(オ):半導体スイッチ
ブラシレスDCモータの駆動
回転子の回転位置を検出して、電機子巻線への電流を切り換える必要がある
➡半導体スイッチで構成された駆動回路を用いて電流を切り換える
したがって、(5)が正解です。