電験三種 電験三種の過去問解説

【ヒント掲載で使い易い】電験三種(機械)の過去問題集2019★動画と図でやさしく解説

2019年10月28日

電験三種の過去問解説(機械):2019年(令和元年)問2
直流機の電機子反作用(論説)

直流機の電機子反作用に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)直流発電機や直流電動機では、電機子巻線に電流を流すと、電機子電流によって電機子周辺に磁束が生じ、電機子電圧を誘導する磁束すなわち励磁磁束が、電機子電流の影響で変化する。これを電機子反作用という。
(2)界磁電流による磁束のベクトルに対し、電機子電流による電機子反作用磁束のベクトルは、同じ向きになるため、電動機として運転した場合に増磁作用、発電機として運転した場合に減磁作用となる。
(3)直流機の界磁磁極片に補償巻線を設け、そこに電機子電流を流すことにより、電機子反作用を緩和できる。
(4)直流機の界磁磁極のN極とS極の間に補極を設け、そこに設けたコイルに電機子電流を流すことにより、電機子反作用を緩和できる。
(5)ブラシの位置を適切に移動させることで、電機子反作用を緩和できる。

出典元:一般財団法人電気技術者試験センター


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過去問解説

(1):正しい

電機子反作用とは

直流発電機や直流電動機では、電機子電流によって電機子周辺に磁束が生じる影響で、励磁磁束が変化すること

・鉄心の一部が飽和し、主磁束の減少をきたす

・電気的中性軸が移動し、整流不良を起こす

・ギャップの磁束分布のひずみによって、整流子間の電圧不均一を生じる

 

(2):誤り

界磁磁束と電機子反作用磁束

界磁電流による磁束のベクトルに対し、電機子電流による電機子反作用磁束のベクトルは逆向きとなる

・電動機として運転:減磁作用

・発電機として運転:増磁作用

 

(3)(4)(5):正しい

電機子反作用の緩和

界磁磁極片補償巻線を設ける

界磁磁極のN極とS極の間補極を設ける

ブラシの位置を適切に移動させる

補償巻線と補極については、『どこに』設けるのかを意識して覚えておきましょう。

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