電験三種 電験三種の過去問解説

【ヒント掲載で使い易い】電験三種(理論)の過去問題集2019★動画と図でやさしく解説

2019年10月28日

電験三種の過去問解説(理論):2019年(令和元年)問6
直流回路の抵抗で消費される電力(計算)

図に示す直流回路は、100Vの直流電圧源に直流電流計を介して10Ωの抵抗が接続され、50Ωの抵抗と抵抗R[Ω]が接続されている。電流計は5Aを示している。抵抗R[Ω]で消費される電力の値[W]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。なお、電流計の内部抵抗は無視できるものとする。

(1)2 (2)10 (3)20 (4)100 (5)200

出典元:一般財団法人電気技術者試験センター

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オームの法則

\(V=RI[V]\)

消費電力の式

\(P=VI[W]\)


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過去問解説

消費電力は下記式のように、電圧と電流の積で求めることができる。

消費電力の式

\(P=VI[W]\)

 

先ずは、電源電圧から抵抗10Ωの電圧を引いて、並列部の電圧(抵抗Rの電圧)を求めましょう。

\(V=100-10×5\)

  \(=50[V]\)

 

次に、5Aの電流から抵抗50Ωの電流を引いて、抵抗Rに流れる電流を求めましょう。

\(I_R=5-\displaystyle\frac{50}{50}\)

   \(=4[A]\)

 

抵抗Rの電圧50Vと電流4Aがわかったので、消費電力を求めましょう。

\(P=50×4=200[W]\)

 

したがって、(5)が正解です。

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