電験三種 電験三種の過去問解説

【使いやすさNo.1】電験三種(電力)の過去問解説集2016★動画と図でやさしく説明

2019年10月25日

電験三種の過去問解説(電力):2016年(平成28)問12
低圧配電系統の構成(穴埋)

次の文章は、低圧配電系統の構成に関する記述である。

放射状方式は、\(\fbox{ (ア) }\) ごとに低圧幹線を引き出す方式で、構成が簡単で保守が容易なことから我が国では最も多く用いられている。

バンキング方式は、同一の特別高圧又は高圧幹線に接続されている2台以上の配電用変圧器の二次側を低圧幹線で並列に接続する方式で、低圧幹線の \(\fbox{ (イ) }\) 、電力損失を減少でき、需要の増加に対して融通性がある。しかし、低圧側に事故が生じ、1台の変圧器が使用できなくなった場合、他の変圧器が過負荷となりヒューズが次々と切れ広範囲に停電を引き起こす \(\fbox{ (ウ) }\) という現象を起こす可能性がある。この現象を防止するためには、連系箇所に設ける区分ヒューズの動作時間が変圧器一次側に設けられる高圧カットアウトヒューズの動作時間より \(\fbox{ (エ) }\) なるよう保護協調をとる必要がある。

低圧ネットワーク方式は、複数の特別高圧又は高圧幹線から、ネットワーク変圧器及びネットワークプロテクタを通じて低圧幹線に供給する方式である。特別高圧又は高圧幹線側が1回線停電しても、低圧の需要家側に無停電で供給できる信頼度の高い方式であり、大都市中心部で実用化されている。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

  (ア) (イ) (ウ) (エ)
(1) 配電用変電所 電圧降下 ブラックアウト 長く
(2) 配電用変電所 フェランチ効果 ブラックアウト 長く
(3) 配電用変圧器 電圧降下 カスケーディング 短く
(4) 配電用変圧器 フェランチ効果 カスケーディング 長く
(5) 配電用変圧器 フェランチ効果 ブラックアウト 短く

出典元:一般財団法人電気技術者試験センター


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過去問のポイント

今回は各配電方式の用途や役割が問われましたが、構成についても問われることがあります。

言葉で覚えるだけでなく、図も一緒に覚えることをオススメします。

問題を解くポイント

  • 放射状方式とは(ア)
  • バンキング方式とは(イ)(ウ)
  • 保護協調とは(エ)

放射状方式とは

放射状方式

配電用変圧器ごとに低圧幹線を引き出す方式

放射上方式の図と合わせて特徴(メリット・デメリット)を覚えておくと、出題パターンが変わっても対応できるのでオススメです。

放射状方式のメリット・デメリット

・線路の延長が容易

・設備費が安い

・電力損失、電圧変動が大きくなる

バンキング方式とは

バンキング方式

同一の特別高圧又は高圧幹線に接続されている2台以上の配電用変圧器の二次側を低圧幹線で並列に接続する方式

バンキング方式の図と合わせて特徴(メリット・デメリット)を覚えておくと、出題パターンが変わっても対応できるのでオススメです。

バンキング方式のメリット・デメリット

・変圧器容量を軽減できる

・電力損失・電圧降下が少ない

・需要増加に対して融通性がある

・フリッカが軽減される

カスケーディングを起こす ➡ 保護対策が難しい

保護協調とは

保護協調

カスケーディングを防止するために、連系箇所に設ける区分ヒューズの動作時間が変圧器一次側に設けられる高圧カットアウトヒューズの動作時間より短くする

動作時間を短くすることで、停電範囲を限定することができます。

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過去問をベースにしたオリジナル問題

空白部以外の箇所が問われる可能性があります。
過去問をベースにしたオリジナル問題を作成しているので、違った視点で勉強したい方はご活用下さい。

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