第二種電気工事士の技能試験で使用する埋込器具(スイッチ、コンセント)とケーブルの結線方法説明と、渡り線を写真付き解説

電工二種

【注意!器具数で枠への取付位置が決まる】埋込器具への結線作業解説

2020年8月6日

こんな方におすすめ

  • 埋込器具への結線作業を知りたい
  • 埋込連用取付枠に器具を取り付けるルールを知りたい

このような方に向けて、記事を作成しています。

 

この記事では、第二種電気工事士の技能試験の受験勉強をされる方向けに、埋込器具への結線作業を説明しますが、そもそも埋込器具とはどれなのかご存じでしょうか?

 

第二種電気工事士の技能試験で使用する埋込器具を紹介する画像

第二種電気工事士の技能試験で使用する埋込器具を紹介する画像2

 

電工二種で使用する埋込器具は、

【極性無し】
・片切スイッチ
・位置表示灯内蔵スイッチ
・パイロットランプ

【極性有り】
・埋込連用コンセント
・接地極付きコンセント
・(3路or4路スイッチ)

これらですが、図記号と埋込器具が一致しない方はこちらの記事をご確認下さい。

第二種電気工事士の技能試験で出題される図記号と配線器具の写真付き一覧
【知らないとキツイ】図記号と配線器具一覧(実物写真で理解しやすい)

続きを見る

 

極性のある器具については電線の色に注意して結線しましょう。また、器具の数によって枠への取付位置が決まっているので、ルールを覚えて候補問題の練習を始めましょう。

 

なお、電工二種の技能試験の練習に必要な工具と材料が準備できていない方は、こちらの記事を参考に準備しましょう。

【自宅練習にオススメの参考書と工具材料】電工二種技能の勉強方法

続きを見る

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埋込連用取付枠への取付位置

埋込連用取付枠に器具を取り付ける際は、個数によって位置が決まっています

 

器具が1コの場合

埋込連用取付枠に片切スイッチ1個を中央に取り付けた画像

埋込連用取付枠の中央に器具を取り付けます。

 

器具が2コの場合

埋込連用取付枠に片切スイッチとコンセントを上下に取り付けた画像

埋込連用取付枠の上下に器具を取り付けます。

完成写真を見てわかる通り、枠を使用する場所は指定されている(右の片切スイッチには使わない)ので、施工条件を良く読んでから施工しましょう。

 

器具が3コの場合

埋込連用取付枠にパイロットランプと片切スイッチとコンセントを取り付けた画像

埋込連用取付枠に試験問題の配線図通りの順番に器具を取り付けます。

 

つまり、下の写真のように取り付けた場合は欠陥となるので、注意して下さい。

埋込連用取付枠にコンセント1個を下に取り付けた欠陥画像

器具が1コなのに、中央ではなく、上下のどちらかに取り付けてしまうとNGです。

 

埋込連用取付枠にコンセントと片切スイッチを上下に取り付けた欠陥画像2

器具が2コなのに、上下ではなく、中央に取り付けてしまうとNGです。

 

埋込連用取付枠への取付方法

埋込連用取付枠に器具を取り付ける際は、上述で説明した位置に注意しながら取り付けましょう。

step
1
埋込連用取付枠の向き確認

埋込連用取付枠の表裏の確認

埋込連用取付枠は右上に『上』の文字が見える向きで使用します。

 

step
2
所定の位置に器具を入れる

埋込連用取付枠に片切スイッチを取り付けるためにマイナスドライバーを金具穴に入れる画像

埋込連用取付枠の左側の突起に器具をしっかりと入れて、右側の穴にマイナスドライバーを入れます。

 

step
3
爪を押し込んで完成

埋込連用取付枠に片切スイッチを取り付けるためにマイナスドライバーを金具穴に押し込む画像

マイナスドライバーを左右に回して、爪を器具の穴に押し込みます。

 

埋込連用取付枠から器具が落ちなければOKです。

 

埋込連用取付枠の外し方

埋込連用取付枠から片切スイッチを取り外すためにマイナスドライバーを金具穴に入れる画像

埋込連用取付枠の穴にマイナスドライバーを差し込み、爪を器具の穴から抜く方向に動かして外します。

 

埋込器具への結線(極性なし)

第二種電気工事士の技能試験で使用する極性のない埋込器具

極性のない埋込器具は、

・片切スイッチ

・位置表示灯内蔵スイッチ

・パイロットランプ

です。

 

器具の裏面を確認すると、『W』や『接地側』などの表記がないため、どの色の電線を結線しても大丈夫です。
(スイッチの固定極、可動極で色の指定はありません。)

スイッチの固定極と可動極を説明する画像

 

それでは、極性のない埋込器具への結線方法を説明します。

電線の加工(シースと絶縁被覆の剥ぎ取り寸法)も復習しながら結線作業を解説致しますが、電線の加工について詳しく勉強したい方は下記の記事をご確認下さい。

第二種電気工事士の技能試験で使用するケーブルと電線の種類説明と、電工ナイフとVVFストリッパーによる切断と剥ぎ取り方法の写真付き解説
【施工時間短縮の技!】電工二種のケーブル寸法取り・切断・剥ぎ取り

続きを見る

 

step
1
シースの剥ぎ取り

埋込器具に結線するVVFケーブルのシースをストリッパーで剥ぎ取る画像

埋込器具に結線するVVFケーブルのシースをVVFストリッパーで100mm剥ぎ取ります。

 

step
2
絶縁被覆の剥ぎ取り

極性のない埋込器具のストリップゲージに合わせて絶縁被覆を剥ぎ取った画像

ストリップゲージに合わせて絶縁被覆を剥ぎ取ります。

 

step
3
心線を差し込む

極性のない埋込器具に心線を差し込んだ画像

左右の穴に心線を差し込みます。

 

注意ポイント

・引っ張っても抜けないこと

・心線が露出しないこと

 

候補問題を練習する際は奥までしっかり差し込んだ後、引っ張っても抜けないことを確認しながら施工する癖をつけておきましょう!

 

埋込器具への結線(極性あり)

第二種電気工事士の技能試験で使用する極性のある埋込器具

極性のある埋込器具は、

・埋込連用コンセント

・接地極付接地端子付コンセント

・埋込連用200V用接地コンセント

です。(ひとまず3路スイッチと4路スイッチは除いています)

 

器具の裏面を確認して、『W』と表記されている部分に接地側電線(白)『⍊』と表記されている部分にアース線(緑)を結線します。

極性のある埋込器具に心線を差し込んだ画像

極性のある埋込器具の接地極に接地線を結線した画像

 

渡り線の作り方

埋込器具を2個以上連用する場合、器具相互に渡り線を用いて結線します。

 

渡り線がわからない方は、複線図の描き方を説明する記事をご確認下さい。

第二種電気工事士における施工条件を守った複線図の描き方と手順
【電工二種の技能合格への第一歩】複線図の描き方(ルールと手順解説)

続きを見る

 

渡り線の作り方は、切断する長さを覚えていれば大丈夫です。

 

埋込器具相互を結線するための渡り線を作成した画像

渡り線の長さは100mmです。

渡り線を結線する埋込器具の裏面のストリップゲージにあわせて、絶縁被覆を剥ぎ取りましょう。

 

埋込器具相互を渡り線で結線した画像

極性のある器具の場合は結線する電線の色に注意しましょう。

渡り線の結線方法は1通りではないので、候補問題の練習を通して渡り線をマスターしましょう。

 

3路スイッチへの結線

3路スイッチの場合、配布される試験問題に記載される施工条件に電線の指定がありますが、基本的なルールは覚えておきましょう。

3路スイッチの端子に結線する電線の色を説明する画像

3路スイッチへの結線ルール

・『0』端子➡黒色を差し込む

・『1』『3』端子➡白色、赤色を差し込む

『1』と『3』については、どちらに白色、赤色を結線しても大丈夫です。

 

埋込器具への結線作業まとめ

埋込器具の裏面にはストリップゲージがあるので、絶縁被覆を剥ぎ取る長さは覚えなくても大丈夫なので簡単でしたね。

 

一方で、

・埋込連用取付枠への取付位置
 ➡1コの場合:中央
 ➡2コの場合:上下(中央をあける)

・シースを剥ぎ取る長さ
 ➡100mm

・3路スイッチに結線する電線の色
 ➡『0』:黒
 ➡『1』『3』:白、赤

については、覚えておく必要があります。

 

 

候補問題を練習する際は、間違えないように注意して施工しましょう。

技能試験候補問題について

技能試験の候補問題については、YouTubeで動画解説しています。是非、ご活用下さい(^^)

施工解説動画を見る

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