電験三種の合格率が低い理由は難易度が高いだけでは無かった

電験三種 電験三種の勉強方法

【電験三種の合格率が低い理由】難易度が高いから…とは限りません

2021年1月28日

こんな方におすすめ

  • 電験三種を初受験するから合格率を知りたい
  • 電験三種の難易度を知りたい
  • 電験三種の勉強法・攻略法を知りたい

このような方に向けて、記事を書きました。

 

第三種電気主任技術者試験……略して電験三種という資格を知った方であれば、必ずと言って良いほど『電験三種は合格率が低い試験』であることも知っていると思います。

 

確かに合格率は低いですが、難易度が高いわけでは無いので受験前からハードルを高くする必要はありません。
(ただし、たまにあるハズレ年に受験すると難しいです)

 

本記事の内容

・電験三種の合格率推移

・電験三種の合格率が低い理由

・電験三種の勉強方法

 

この記事を書いた人

電験三種:2018年合格
ブログとYouTubeで電験三種の受験者に役立つ情報を発信しています

『合格率が低いから自分の実力で本当に受かるのか不安だ…』と思う方もいらっしゃると思うので、この記事が少しでも不安解消につながれば幸いです。

電験三種の合格率推移

電験三種の合格率推移

さっそく、電験三種の合格率推移を見てみましょう!

年度 受験者数 合格者数 合格率
2020年 39,010 3,836 9.3%
2019年 41,543 3,879 9.3%
2018年 42,976 3,918 9.1%
2017年 45,720 3,698 8.1%
2016年 46,552 3,980 8.5%
2015年 45,311 3,502 7.7%
2014年 48,681 4,102 8.4%
2013年 49,575 4,311 8.7%
2012年 49,452 2,895 5.9%
2011年 48,864 2,674 5.5%
2010年 50,794 3,639 7.2%
2009年 47,593 4,558 9.6%
2008年 40,140 4,361 10.9%
2007年 40,608 3,647 9.0%
2006年 41,133 4,416 10.7%
2005年 42,390 4,831 11.4%
2004年 44,661 3,851 8.6%
2003年 51,480 5,336 10.4%
2002年 53,804 4,364 8.1%
2001年 53,446 6,490 12.1%
2000年 55,767 6,703 12%

基本的に合格率が10%を下回っていることがわかると思います。

 

しかし、この合格率は電験三種の仕組み的な問題を含んでいるので、そこまで真に受ける必要はありません。

 

それでは、なぜ合格率がここまで低いのか説明していきたいと思います。

電験三種の合格率が低い理由

電験三種の合格率の低さは、試験の仕組み・受験者の心境や属性に原因があります。

 

合格率が低い原因

・出題範囲が広い

・そもそも一発合格する気が無い

・受験制限が無い

・勉強開始時期が異なる

・余談:合格率は『意図的に』低く調整されている

 

最後の"『意図的に』低く調整されている"ことに気付いていた方は、かなりの考察力ですね。

出題範囲が広い

電験三種の参考書をすでに買い揃えている方であれば、出題範囲の広さは十分理解されていると思います。

 

一応、まだ電験三種の事をあまり知らない方向けに、電験三種の試験科目を下記にまとめます

 

電験三種の試験科目

・理論

・電力

・機械

・法規

 

電験三種は4科目で構成されていて、参考書も1科目あたり300ページ前後あります。

 

基本的に試験は9月の第一日曜日に行われるため、受験勉強の開始時期によっては勉強が間に合わないことが容易に想像できると思います。

そもそも一発合格する気が無い

わたしも受験当時そうでしたが、出題範囲が広いので最初から科目合格狙いで勉強しました。

 

電験三種は合格した科目に対して3年間の有効期限を設ける、科目合格制度があります。

 

なので、わたしと同じように科目合格狙いで受験する方も多いです。

 

実際、試験会場に行けば勉強していない科目は受験しないで、本命の科目に備えて自習してる方もいらっしゃいます。

受験制限が無い

電験三種は、誰でも受験することができます。

 

色々な受験者

  • 電気系の学生(一発が狙える)
  • 電工一種合格者(2年が現実的)
  • 電工二種合格者(3年狙いがちょうどよい)
  • 電気とは無縁の学生・社会人(3年狙いがちょうどよい)
  • 会社命令で仕方なく受ける社会人(そもそも受かるつもりが無い)

 

これらはあくまでも一例ですが、ツイッターを見ているとバラエティーに富んだ方々が多いな…と思います。

 

色々な方が受験するので、必ずしも受験生全員が一発合格を狙って勉強しているわけでは無いことも、合格率に影響を与えています。

勉強開始時期が異なる

さて、この記事を読んでいるあなたは、いつ電験三種の勉強を始めたでしょうか?

 

前年の試験直後の9月から開始した方もいれば、新年や新年度に目標を掲げて1月や4月から始めた方など様々だと思います。

 

ちなみに、一番多いのは5月です。(電験三種のオススメ参考書を紹介する記事のアクセス数は5月が一番多いです。)

 

つまり…申し込んでから勉強を開始する方が多いため、合格率の低さに勉強時間の少なさが関係していると言えます。

合格率は『意図的に』低く調整されている

電験三種の合格率推移

これは余談ですが、改めて合格率のグラフを見てみると、

2013年以降の合格率は変動が少ない

ですね。

 

さすがに変動が少ないのは不自然すぎるので、2013年以降は意図的に合格率が低く変動しないように点数調整している疑いがかけられます。

電験三種の合格点推移

年度 理論 電力 機械 法規
2020年 60 60 60 60
2019年 55 60 60 49
2018年 55 55 55 51
2017年 55 55 55 55
2016年 55 55 55 54
2015年 55 55 55 55
2014年 55 60 55 58
2013年 60 60 55 58
2012年 55 55 55 52
2011年 55 55 55 55
2010年 55 55 50 55

電験三種は60点以上で合格です。

 

また、点数調整が行われた場合は60点にとどかなくても合格することができます。

 

とはいえ、自己採点結果が55点とかだと、合否の正式発表までメンタルが安定しなくなるので、60点以上取るつもりで勉強しておきましょう!

電験三種の科目合格は難しくない

ここまで長くなったので、電験三種の合格率が低い理由をあらためて整理すると、

合格率が低い理由

勉強を5月(試験4か月前)から開始する方が多い。

初めて参考書を開いたとき出題範囲の広さに驚き、一発合格は狙わず科目合格を狙う作戦に変更!

しかし、いざ勉強を始めたら基礎知識の勉強からスタートで到底間に合わない…

といった感じで受験する方が多いので合格率が低いです。

 

それでも、やっぱり合格率の低さから受かる自信がわかない方のために、科目合格率の推移をまとめました。

電験三種の科目合格率推移

年度 理論 電力 機械 法規
2020年 24.6% 17.7% 11.4% 21.3%
2019年 18.4% 18.3% 26.7% 17.7%
2018年 14.8% 25.1% 19.5% 13.4%
2017年 19.4% 13.6% 16.3% 16.2%
2016年 18.5% 12.4% 24.3% 14.2%
2015年 18.1% 19.5% 10.7% 20.0%

受験する年によって合格率は前後しますが、20%前後なのでだいぶ心理的なハードルは下がると思います。

 

また、科目合格を狙う場合も、皆が同じ科目を狙って勉強するわけではありません。つまり、適当に受験する方を除けば科目合格率はさらに高くなることが予測できると思います。

【受験者必見】電験三種合格への道標

科目合格狙いであれば難しくないとはいえ、勉強方法を間違うとキツイです。

 

初めて電験三種の勉強をする場合、どのような方法で勉強するのが正しいのかわからないと思うので、わたしの経験から勉強方法をまとめました。

 

勉強を始める際の参考にしてもらえればと思います。

電験三種の参考書はレベル(基礎学力)に合った物を使うこと

電験三種の参考書は様々ありますが、参考書ごとに基礎学力のターゲットが異なります。

 

初心者はついつい、一番情報量が多い参考書を選びがちですが、基礎知識が無い方にとっては言葉が理解できず苦行でしかありません

 

基礎知識が無い方は初心者向けの参考書を使った方が図が豊富で、言葉の注釈も記載されているので勉強しやすいです。

 

電験三種の参考書を初心者~上級者向けに整理したので参考にしてみて下さい

あなたにオススメの参考書

参考書が準備できたら、勉強開始時期に合わせたスケジュールで科目合格を狙いましょう

科目合格を狙う勉強スケジュール

電験三種の参考書は複数使用しないこと

これから勉強を始める方は大丈夫だと思いますが、一度受験に失敗すると『使っている参考書が悪いから受からなかった』という思考に切り替わります。

 

もし、あなたが知識とつり合わない難しい参考書を使っていたのであれば、易しい参考書を買い換えることに賛成です。

 

しかし、多くの方がなぜか、より難しくて情報量の多い参考書を買い足そうとします。

 

事実を受け止めましょう

同じ参考書で合格できた方もいます

 

今の参考書で合格できなかった理由は、他にあることをしっかりと受け止めて対策しましょう。

 

参考書を買い足す前に確認

  • 参考書の演習問題は全て解ける
  • 参考書の内容は全て覚えた
  • 過去問10年分全問解ける
  • 1科目500時間以上勉強した
  • 参考書は10回以上読み返した

 

これら全てやったけど不合格の場合は参考書を買い足しても良いですが、そうでないなら買い足す前にやるべきことをやりましょう♪

電験三種の過去問は最低10年分を全問解けるようにすること

電験三種の攻略には、過去問学習が有効です。

 

全く同じ問題は出題されませんが、10年分解けば似たような問題が20~40点分くらい出題されます

 

初見の問題が減れば、短時間で解ける問題が増えます。

 

そうすれば、難しい問題を解く時間が十分に確保できるメリットがうまれます。

 

ちなみに、過去問については皆さんが避けたがる通信教材のサイトで、『無料公開』されています。ぜひ、有効活用して下さい。

【電験三種に通信教材は無駄?】翔泳社の過去問解説は無料でオススメ

続きを見る

 

とはいえ、解説の『間違い』や『省略』も目立つので、このブログも活用して頂けると嬉しいです(^^)

過去問解説(部分的に動画解説アリ)

結論:電験三種は必要勉強量をこなせば合格できる

合格率の数値だけをみると、あまりの低さにビビりがちですが、受験する方々をイメージするとハードルが下がると思います。

 

電験三種は科目合格を狙って、参考書学習と過去問学習を繰り返して

重要箇所と計算パターンを覚えれば

合格できる試験です。

 

とはいえ、モチベーションを維持するのも結構大変なので、2年で受かるつもりで取り組むのが良いかもしれませんね♪

 

それでは、電験三種合格に向けて必要勉強量を積み上げていきましょう!

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