2021年10月14日に、ホンダよりCT125ハンターカブの改善対策が発表されました。
実は1年前の2020年から今回の不具合は話題になっていたので、遅すぎる対応に非常にガッカリしますが、情報を整理しておきたいと思います。
この記事を書いた人
CT125ハンターカブで週末トコトコと群馬近県をツーリングしてます。
ちなみに、生まれも育ちもグンマーです。
CT125ハンターカブの改善対策とは
2021年10月14日に発表された、改善対策の内容ですが、すでに納車されている方は基本的に対象なので、しっかりチェックしておきましょう。
概要
不具合の内容は、
ギヤチェンジペダルの脱落
です。
こちらが、ホンダから発表された不具合の詳細です。
ギヤチェンジペダルにおいて、チェンジペダルアームの形状が不適切なため、チェンジペダルボスとの溶接部強度が不足しているものがあります。そのため、変速操作を繰り返すと溶接部に亀裂が生じ、最悪の場合、走行中に当該溶接部が破損し、チェンジペダルアームが脱落して、他の交通を妨げるおそれがあります。
ここで、1つ言いたいのは…交通の妨げ?ツーリング先でチェンジペダルアームが脱落したらライダーはどうなるん?…事故につながるんじゃないの?…ってか
ホンダのここがダメ
本当は改善対策ではなくリコールなんじゃないの!
と思いました(´Д`|||)
対象範囲
対象車の車体番号 | JA55-1000004~JA55-1020651 |
対象車の製造番号 |
令和2年3月26日~令和3年8月15日 |
対象台数も19,409台ということで、かなりの台数に及びます。
ハンターカブのチェンジペダルアームってスーパーカブと何が違う?
カブシリーズの特徴といえば『シーソー式シフトチェンジペダル』ですね。
スーパーカブは累計1億台以上売れているのに、なぜ今回チェンジペダルアームの不具合が生じているのかというと、ハンターカブだけ形状が異なるからです。
ハンターカブのチェンジペダルは円柱状になっているため、スポーツバイクのようにかき上げることで変則することもできます。
なぜ、ハンターカブだけ他のカブシリーズと異なるチェンジペダルなのかと言うと、CT125の前に販売されていたCT110ハンターカブを忠実に再現したからです。
拘ってくれたことは嬉しいですが、他のカブシリーズと部品を共通にしなかったことで、
- コストアップ
- 脱落の不具合
に繋がっているので、残念な誤算ですね…
CT125ハンターカブはカブなのに品質悪い?
今回の不具合…私の場合はチェンジペダルが脱落する前に改善品が発表されたので、ひとまず安心しています。
とはいえ、カブと言えばどんな状況でも走れるタフネスと品質が売りだと思うのですが、
- タイ生産による品質劣化?
- 原価低減?
などを考えると、カブとはいえハンターカブはスーパーカブとは別のバイクだなと感じました。
オフロードも走れて楽しいバイクですが、しっかりと対策して安心して乗れるバイクになっていくことを願っています。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。