電験三種の過去問解説(電力):2019年(令和元年)問10
コロナ損(穴埋)
次の文章は、コロナ損に関する記述である。
送電線に高電圧が印加され、 \(\fbox{ (ア) }\) がある程度以上になると、電線からコロナ放電が発生する。コロナ放電が発生するとコロナ損と呼ばれる電力損失が生じる。そこで、コロナ放電の発生を抑えるために、電線の実効的な直径を \(\fbox{ (イ) }\) するために \(\fbox{ (ウ) }\) する、線間距離を \(\fbox{ (エ) }\) する、などの対策がとられている。コロナ放電は、気圧が \(\fbox{ (オ) }\) なるほど起こりやすくなる。
上記の記述中の空白箇所(ア) 、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(ア) (イ) (ウ) (エ) (オ) (1) 電流密度 大きく 単導体化 大きく 低く (2) 電線表面の電界強度 大きく 多導体化 大きく 低く (3) 電流密度 小さく 単導体化 小さく 高く (4) 電線表面の電界強度 小さく 単導体化 大きく 低く (5) 電線表面の電界強度 大きく 多導体化 小さく 高く
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過去問の解説
コロナ放電
コロナ放電は、送電線に高電圧が印加され、電線表面の電界密度がある程度以上になると発生する
(気圧が低くなるほど発生しやすい)
<対策>
・多導体化(電線の実効的な直径を大きくする)
・線間距離を大きくする
したがって、(2)が正解です。
問題文の記述が、コロナ放電の『発生原因』と『対策』に関することなので、記述内容をそのまま覚えてしまえばOKです(^^)