こんな方におすすめ
- 参考書を買ったけど勉強できてない
- 仕事が忙しくて勉強できない
- 電験三種の合格に必要な勉強時間が知りたい
仕事が忙しい社会人を想定した記事ですが、合格に必要な勉強時間についてもまとめたので、学生さんも参考にしてもらえたらと思います。
本記事の内容
・勉強時間を作る3つのコツ
・合格に必要な勉強時間
この記事を書いた人
電験三種:2018年合格
ブログとYouTubeで電験三種の受験者に役立つ情報を発信しています
電験三種の勉強をやりたいのに、平日忙しくて勉強時間を確保できないことに悩んでいる方もいらっしゃると思います。
わたしも受験当時…20代の若手社員だったこともあり、残業だけでなく、仕事そのものの勉強も必要で電験三種の勉強時間を確保することに苦戦しました。
そんな私が、
勉強時間を確保するためにやったこと
を記事にまとめました。
電験三種『合格』を目指している方の参考になれば幸いです。
勉強時間を作るコツ
勉強時間を作る方法を説明する前に、まずは自己分析をしてみましょう。
質問
あなたには、勉強以外のことをやる時間はありますか
ちょっと手間ですが、具体的な対策は人によって異なるので、まずは考えてみましょう。
時間があるのに勉強できない
・スマホやテレビを見ている
・飲み会など誘われたら参加している
・家族サービスしている
・8時間以上寝ている
本当に疲れ切って時間が無い
・帰宅したらベッドに倒れ込んで寝るだけ
これらは一例ですが、あなたには本当に時間が無いのか気付けたでしょうか?
自分の行動を振り返ってみれば、勉強時間を確保するために何をやるべきかイメージできると思います。
ちなみに、仕事で消耗しきってしまう方は、電験の勉強よりも優先してやるべきことがあります。転職活動など『今抱えている問題』を解決する行動をとりましょう。
コツ1:無駄なことをやめる
正直、自己分析しなくてもわかっていたと思いますが、私たちは…
勉強する時間が無いのに、勉強以外のことをやる時間はある
というのが現実です。
1日24時間の中で、勉強にあてられる時間は限られています。まずは、無駄なことをやめてみることから始めてみましょう。
とはいえ、それができれば苦労しないので、私も実際に行っているコツを紹介します。
コツ
面倒な仕組みを作る
悪い習慣を辞めるのは基本的に無理なので、面倒な仕組みにすることをオススメします。
例えば、ついついスマホを触ってしまう場合ですが、
面倒な仕組み
・スマホを勉強する場所と違う所に置く(玄関、車内など)
・スマホの電源を切る
・アプリをアンインストールする
といった感じで、スマホをすぐに触れなくすることが『面倒な仕組み』です。
さらに、電源まで切っておけば、二度手間になるのでなおさら効果が高まります。…それでもスマホを触ってしまう場合は、試験が終わるまではアプリをアンインストールしてしまいましょう。
限られた時間をうまく勉強時間にあてる工夫をしていきましょう!
コツ2:勉強道具は出しっぱなしにする
方法1では、悪い習慣をやめるために『面倒な仕組み』を構築しましたが、それとは逆で…すぐに勉強できるように勉強道具は出しっぱなしにしましょう。
机の上はかなり、だらしない感じになりますがこの方法は効果的です。
勉強道具を閉まうと、取り出すという面倒な仕組みができてしまうので、勉強することが面倒になります。
コツ1とコツ2はセットで行うのがオススメです。
スマホは車内に置いてあるから、外まで取りに行って電源を入れないといけない…面倒だな。
勉強道具は出しっぱなしだから、すぐに勉強できる……しょうがない、勉強するか!
こんな状況を作り出せれば、勉強時間を増やせるイメージがわいてくると思います。
コツ3:スキマ時間を活用する
休日であれば、1時間以上のまとまった勉強時間を確保できるかもしれませんが、平日はまとまった勉強時間を確保できない方が多いと思います。
そのような方は、スキマ時間を活用して、10~30分くらいの短い勉強時間を積み重ねていきましょう!
例えば、わたしの場合
会社にいる時のスキマ時間
- 出社前30分(7:20~7:50)
- 昼休み30分(12:20~12:50)
会社にいる時間だけでも、30分+30分=60分の勉強時間を確保していました。
(追い込み時期は、10分休憩なども活用)
帰宅してからも歯を磨く時間など、ふとしたときに参考書や過去問を眺めていました。
スキマ時間の活用は暗記科目で効果的なので、法規や電力の勉強がオススメです。
スキマ時間が少ないので、食事の時間を有効活用したい方には動画学習が最適です。過去問解説を聞き流すだけでも、計算パターンや出題ポイントが整理できるので、うまく活用していきましょう。
電験三種の合格に必要な勉強時間
忙しい方でも、スマホをいじる時間を無くしたり、スキマ時間を活用すれば、
平日:1時間
休日:2時間
くらいは、勉強時間を確保できると思います。
しかし、電験三種に合格するために必要な勉強時間を知らないと、勉強時間が足りないのか、十分なのか判断できません。
もちろん、基礎学力によって必要な勉強時間は異なるので、一つの目安として学習計画を作る参考にしてもらえたらと思います。
目安は1000時間です
電験三種の合格に必要な勉強時間は約1000時間と言われています。
確かに、わたしの勉強時間を思い返してみると、大体1000時間くらいになると思います。
電験三種は4科目あるので、1科目あたり250時間必要になりますが…例えば、平日1時間、休日2時間勉強できる方の場合、
1ヶ月の勉強時間:約40時間
3月に勉強開始した場合:試験までに約240時間勉強
1科目合格を狙える
といった感じになります。
つまり…3月から勉強を開始した場合、平日1時間、休日2時間の勉強時間では足りないことがわかりましたね(^^)
勉強時間を2倍に増やせればよいですが社会人の場合キビしいので、勉強期間を増やすのが現実的かと思います。
平日1時間、休日2時間でも勉強期間が1年間であれば約480時間勉強できるので、2科目合格を狙えます!1日の勉強時間が少ない方でも十分合格を狙えるので、安心して毎日勉強を続けていきましょう。
けど、参考書を読む時間の割合が多いと無駄です
仮に、1科目あたり250時間勉強するとして、250時間参考書を読んでも合格は厳しいです。
読むだけじゃなくて、理解することが大切ってことでしょ?
と思うかもしれませんが、そういう意味ではありません。
電験三種は、マークシートなので…正直、しっかり理解してなくても何となく正解できます。それよりも大切なのは
計算力
です。
参考書だけでは演習問題の数が少ないので、毎年変化するバリエーション豊かな問題に対応できません。
250時間の内訳
・参考書100時間以下
・過去問150時間以上
参考書は補助的に使用し、過去問を中心とした勉強で合格に直結する力を鍛えましょう。
参考書学習だけでは合格が厳しい理由は、こちらの記事の後半に詳細をまとめたので参考にしてみて下さい。
まとめ:1時間の勉強を3ヶ月継続しましょう!
厳しい言い方になってしまいますが、忙しさを理由にして勉強しない方は、暇になっても勉強しないと思います。
そもそも、
勉強する習慣が無いので勉強できていない
だけだと思うので、先ずは1時間の勉強を3日継続してみましょう!
勉強時間は無理に増やす必要はありません。とにかく毎日継続することを大切にしましょう!
3日できたら…3週間…そして、3ヶ月まで継続しましょう。
一般的には、3ヶ月継続できると習慣化できたと言われます。
3ヶ月以上勉強が継続できたら、徐々に勉強時間を増やしていきましょう♪とはいえ、さすがに平日の勉強時間は限界があるので、休日に3~6時間くらい勉強できるようになると良いですね。
最初はキツイかもしれませんが、習慣化できれば自然と勉強ができて楽になるので、3ヶ月本気を出してみましょう!